福音寮と他の児童養護施設との違い

歴史ある児童養護施設の福音寮は、日本国内においてトップクラスの児童養護施設であることは間違いありません。
過去にもいろいろな変革を行ってきていて、児童養護施設業界で大きな話題となりました。
全国各地に600以上もある児童養護施設の中で、福音寮がなぜここまで注目を集めているのかをご紹介します。

福音寮と他の児童養護施設との違い

福音寮と他の児童養護施設との大きな違いは、これまでの歩みです。
最近はいろいろな児童養護施設がピックアップされていますが、こちらの児童養護施設が登場した昭和45年の頃は、自分が生活していくのも精一杯で、他の人の事を考えている余裕のある人が非常に少なかった時代です。

そんな時代に、福音寮の設立者であった堀内キンさんは、知人、友人、親戚たちに頭をさげ、戦災孤児などを助ける活動を開始しました。
非常に困難な道のりではありましたが、現在では、児童養護施設とグループホームが6カ所、学童クラブが11ヶ所、おでかけひろば、ショートステイ事業、保育園など非常に大きな児童支援の輪が広がっています。
堀内キンさんのこれまでの功績が認められ、日本人で2人目の国際婦人賞が国際孤児協会より贈られ、日本全国の児童養護施設の指針となった施設なのです。
この功績は、他の児童養護施設では真似することはできません。

福音寮は専門知識のある職員が配置されている

福音寮では入所している児童が、少しでも自立して明るい未来に進んでいけるように、入所している児童に対して適切なサポートが行えるような環境作りに力をいれています。

例えば、看護師だけでなく、心理療法士、精神科医、自立支援コーディネーターなど専門的な知識を持つ職員の在籍、配置をしています。
専門的な知識のある人材を配置することで、多方面から児童に接することができます。
特に児童養護施設に入所する児童は、家庭内暴力やネグレクト、両親との死別などで心に傷を持っていることが多く、対応が難しくなっています。
しかし、こういった専門的な知識を持っている方が集まることによって、難しいトラブルやメンタル面でのサポートが可能となっているのです。

福音寮では「ほっとした つながりで 育ち合いましょう」という理念を掲げ、子どもたちや関りを持つ人々みんなが、温かな環境の中でつながりを持つことを目指しています。
理念の元、職員たちがどんなことを行っているのかなどもWantedlyに掲載されていますので、気になる方はご覧ください。

福音寮のWantedlyはこちら

福音寮の子どもたちへ対する想いと取り組み

福音寮では、平成12年に児童養護施設の全面改装が行われました。
この全面改装は単に老朽化に対する取り組みではなく、一般のご家庭のように、少人数での生活を目的に行われました。
現在では、児童養護施設で児童が生活を共にする人数を少なくするのは当たり前かもしれませんが、この時は全国でも新しい取り組みでした。

リビングや台所、浴室、トイレを備えたユニット型をベースに構築していて、就寝時の部屋は最大でも二人部屋となっています。
プライバシーを守ることは大変ですが、一般家庭のような環境を構築する努力をすることによって、プライバシーを適切に守ることを可能にしています。
また、人との距離感も正常に近い状態に保たれるようになっています。